変形性股関節症とは
何らかの原因で、股関節の軟骨がすり減り、それが進み骨の変形が起こった状態
症状
・股関節を動かせる角度が減った
・股関節が痛みで歩けない
・股関節にいつも違和感がある
・向きを変えるなど、ふとした瞬間に激痛が走る
一般的な治療
・運動療法
・ストレッチ
・杖をついて様子を見る
・骨切り術
・進行すると人工股関節
当院の治療
当院では、変形性股関節症に対し、なぜ股関節が変形してしまったか?股関節にかかる負担はどこから来たのか?の原因となるべき所を探し、その部分に施術を行います。
1.足股関節の問題から股関節に負担がかかるケース
例えば、何年も前に足首を捻挫しました。そのときに生じた足首の可動性の悪さが何年間も膝や股関節に負担をかけていたとします。するといつか股関節は、その負担に耐えきれず炎症を起こし、いずれ関節が変形してくる恐れがあります。この場合、股関節をいくら調整しようが、すぐに元の悪い状態に戻ります。根本的な原因はとなる足首を矯正していき、股関節の負担を取り除く施術をしていきます。
2.腰から股関節に負担を変えるケース
長年の腰痛持ちで、骨盤が歪んだり、腰の一が正常からずれているような場合、股関節にも負担がかかります。股関節は、骨盤の腸骨と関節し、腸腰筋という筋肉で腰椎とつながっています。また、これだけではなく、骨盤から股関節には沢山の靭帯や筋肉が走っています。なので、骨盤や腰の状態が悪ければ、股関節も自ずと悪くなるのです。このような場合、骨盤や股関節を矯正し、股関節への負担を減らし、痛みを軽減させていきます。
3.内臓からくるケース
変形性股関節症の患者さんに共通して言えるのが、内臓がものすごく固くなっている。内臓は、お腹の中でプカプカと浮いているわけではなく、骨盤や腰椎に膜や根っこで固定され、つながっています。よって内蔵が骨盤や背骨を歪ませ、結果的に股関節に負担をかけているケースは非常に多いです。この場合、内臓に対する手技を行い、内臓をゆるめ食事指導を行い、股関節の痛みを軽減させていきます。
4.その他
原因は、人ぞれぞれ、一人ひとり違っており、考えられるものはたくさんあります。一般的な治療院では、痛みの出ている股関節しか診ません。なので本当の原因となっている所を探せず、痛みを軽減させる対処療法をしているのです。当院では、体全身をチェックし本当の原因となっている所を探していきます。
人工股関節を勧められても
手術が必要と言われている患者さんが、杖無しで生活できるくらいの回復を多くの方がしています。もちろん痛みがゼロになるわけではありませんが、日常生活はほぼ不自由ないくらい回復されている方もいらっしゃいます。当院の願いとしては、手術する前に何回か、オステオパシーの施術を試してもらいたいです。そして、それでもダメなら手術に踏み切っていただきたいです。もしかしたら、助かる施術があるかもしれないというのに試しもしないのは、もったいなく感じるからです。